【書評】超ストレス解消法 イライラが一瞬で消える100のメソッド/鈴木 祐
現代人でストレスを抱えていない方はほぼ存在しないでしょう。仕事、家庭、人間関係とストレスの要因となる環境が数多くあります。
堀江氏の「健康の結論」を読んでいる途中ですが、予防医学の大切さを知ったので心の病気を予防するためにストレスとの付き合い方を学ぼうと思います。
今回紹介するのはこちら
「超ストレス解消法 イライラが一瞬で消える100の科学的メソッド」
Amazonでも高評価が多い作品です。
何となく表紙が胡散臭いですが、中身は文献を参考にしたストレスの基礎からストレス解消法。そしてストレスに対する最終的な向き合い方とかなり秀逸な内容です。
1.概要
ハーバード/スタンフォード/ケンブリッジが効果実証 !
すべてのメソッドが最先端 !!
本書は、世の中に山ほどある「ストレス解消法」のなかから、本当に効く100のメソッドを厳選してまとめたものです。
いずれのテクニックも、ハーバードやスタンフォードといった一流の研究機関が実証したものばかり。
欧米の企業や学校などがストレス対策に取り入れ、実際に高い成果を上げている最先端の技法だけをピックアップしました。
もちろん、すべてのテクニックは、著者が自ら個人的にも実践しています。さらに最終章では、誰にでも取り組めるトレーニングとして体系化しました。
最終章まで実践していただければ、あなたなりのストレスに対応した、あなただけの対策が取れるようになるでしょう。この本の最終ゴールは、心がどんなダメージを受けても、すぐに立ち直れる無敵のメンタルを手に入れることです。
生きている限り私たちはストレスから逃げられませんが、心の負担が慢性化する前に処理できるようになれば、もはや必要以上のイライラや不安に苦しめられることはなくなります。(Amazonより)
2.目次
第1章当たり前なのに誰もやらないストレス対策の超基本
第2章どうしてもあなたのストレスが減らない3つの根本原因
第3章すぐに効いて効き目長持ち!ストレス対策の3種神器
第4章最速でイライラが激減!18の超時短メンタルトリック
第5章無敵のメンタルを手に入れる!ストレス解消「ゲーム化」ガイド
3.ポイント
ストレス解消法においては、質より量の方が大事なのです。(P.3)
昨年入社研修にて、大学の心理学の先生の講義でも同じ話をしていたのを思い出しました。ストレス対策法をたくさん持つことはストレスと戦う武器がたくさんあるということですね。
まずは自分のストレス度を正確に把握するのが第一歩。(P.21)
例えば、血圧が高ければ血圧の薬を飲むし、体重が高ければダイエットのために食事管理や運動をします。それと同じく、自分の中でストレスを点数化することで、ストレスが高い時は本書でお伝えする解消法で解消していくということです。ストレスを点数化するだけでもストレス対策となるようなので、気が付いた時には実践したいと思います。
ストレスの根本治療には時間がかかります。(P.166)
著者曰く数週間~数年かかるとおっしゃっています。
これはロングストレスのことで、うつ病等病院にお世話にならなければいけない部類ですね。
複雑なテクニックよりも深呼吸の方が効果は大きい(P.169)
凄く単純で求めていたものです。これで、ショートストレスの対策となる意識をもつことで、十分なストレス対策として機能するんだと思います。
ストレスに強くなるには軽いウォーキングを毎日10分でOK。
それだけで、あなたのメンタルは確実に強くなる。(P.199)
毎日10分でいいなら取り組みやすいですよね。これもショートストレスに対する対策です。
人間には「自然」を愛する本能が生まれつき備わっている。
この欲望を満たしてやらないとストレスは激増する。(P.221)
太陽を浴びたり、森林浴だったり、観葉植物でもいいそうです。
観葉植物なんかは手軽で取り組みやすいストレス対策ですね。
「すべてのストレスの原因って結局は自分じゃないの?」(P.311)
このことがわかるだけでも見つめなおせるのではないかなーと思います。
4.感想
本書でストレスの種類を、3つに分けています。
1つが、ショートストレス。2つめが、ループストレス。3つめがロングストレスということで、今回私がストレス対策としたかったものはショートストレスでした。
普段の会話でも「ストレス溜まったら何してるの?」という会話の対象もショートストレスです。この会話でよく上がる対策として、飲みに行くだったり、カラオケに行くといったほとんど定型化したストレス対策しかでてこないので、このバリエーションを増やすことが目的でした。
ショートストレスに焦点を絞ると3種の神器として紹介されている、
- 呼吸法
- エクササイズ
- バイオフィリア
というものが紹介されており、日常に取り入れることが簡単なので取り入れていきたいと思います。
メンタリストのDaiGoさん紹介したことで、火が付いたみたいです。