30歳新米パパ日記

10月に娘が誕生しました。一級建築士の取得や本に関すること。娘の育児について書いていきます。

【書評】0才から100才まで学び続けなくてはならない時代を生きる学ぶ人と育てる人のための教科書/落合陽一

こんにちは、新米パパのaqukです。

 

今回の本は、

おもしろそうなタイトル、

キャッチーなイラスト、

そして落合陽一氏と面白いに違いないということで、

さっそく購入いたしました!

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1.読んでほしい人

落合陽一氏のファン

2.概要

「今のような学校教育はいらない」と語るのは、現代の論客といわれるメディアアーティストの落合陽一氏。 「人生100年時代」に本当に必要な教育とは?デジタルネイチャーの時代に身につけておくべきことは?・・・学び方のヒントがわかる“教科書"です。 「学び始めるのに適正年齢はない」ので、学生、社会人、子育て中の親、生涯教育について知りたい人・・・あらゆる世代や立場の方に響くものがあるはず。 落合氏自身の幼児期から今に至る軌跡もたどり、時代を牽引する天才がどう形成されてきたかも探ります。 読み解くのに思考体力を要するといわれる落合氏の本の中でも、平易に書かれているので、落合陽一を知る入門書としてもぜひ手に取ってほしい一冊です。

(Amazonより) 

 3.目次

第1章Q&A・幼児教育から生涯教育まで「なぜ学ばなければならないのか」

第2章落合陽一はこう作られた・どんな教育を選び、どう進んできたか、生成過程

第3章学び方の実践例・「STEAM教育」時代に身につけておくべき4つの要素

4.感想

今まで気づきませんでしたが、私と落合氏同学年なんですね。

立場はえらい違いですがw

 

「日本再興戦略」や「10年後の仕事図鑑」など落合氏の本は期待値が高いので、今回こちらの本も期待して発売日に購入しましたが、正直期待ハズレでした。

 

その理由として、

・100年時代の子育てならLIFE SHIFT(リンダ・グラットン)で十分

・他の教育本の方が具体性があり役立つ

例えば、子育て本で言えば最近読んだ「戦略子育て/三谷宏治」や

「お母さんの「敏感期」モンテッソーリ教育は子を育てる、親を育てる」

あたりを読んだ方がためになると思います。

 

それはさておいて、この本のテーマは、

「新しい学び方」、そのための心構えを身につけることです。(P.009)

この新しい学び方を身につけることを提案しております。

新しい学び方として、落合氏は「STEAM教育」を上げております。

Science(科学)

Technology(技術)

Engineering(工学)

Art(美術)

Mathematics(数学)

このSTEAM教育を行う上で不足している要素として、

・言語(ロジック化など)

・物理(物の理という意味で)

・数学(統計的分析やプログラミング)

・アート(審美眼・文脈・ものづくり)

(P.146)

言語能力を鍛えるには、子どもの頃から論理的な言葉で説明させるといいようです。

普段の会話でなぜそう思うのかについて言語化する習慣をつけることが重要です。

 

続いて、物理ですが、

観察して、問い続けることから始まる(P.162)

例えば、空が青いのはなぜ?夕焼けが赤いのはなぜ?雲は?とか子どもが好きなやつですね。

それらの物理現象の仕組みを把握させることが重要です。

そのためにも、図鑑や親が教えることが大切だと思います。

 

数学では、

観察して、データを収集しそこから考え判断する。

本書では、トイレを観察することを例に上げております。

トイレマークの意味がわからない子どもが、男性と女性の入っていくことを観察して、

マークの意味を理解するといったことです。

生活すると大人は気づきにくいかもしれませんが、

こういった場面はよくでてくると思いますので、子どもの視点になって

日常を考えることが大切です。

 

最期にアートですが、

とにかくまっさらな心で見ることを指導しています。

そこで得られた印象や感覚を「これはなんだろう?」

「これはこういうことかな?」と言語化して解釈します。

(P.181)

アートを鑑賞したらしっかりと言語化して自分なりの解釈をすることが重要なようです。

個人的に美術館等は全然いかないため、美術の勉強も少しずつ始めていこうと思います。

 

最期に他の本でも述べられていることがあったので、引用していきます。

人と違う回答をすることはおもしろい、考えを深めるのに重要であるという発想がないのです。(P.023)

みんなと違うことを恥ずかしいと思わせない教育が大事です。

子供と接するときに心がけているのは、本人がやりたがっているなら

危険なこと以外はやらせておく。(P.139)

親の押し付けではなく、子どもが自主的にやりたいというものは

どんどんやらせてあげるべきですね。